太陽誘電は、静電容量が0.47μFと大きく、実装高さが0.1mmと薄い積層セラミックコンデンサーを発売した。実装面積は0.52mm×1.0mm。外部電極を長手方向に設けたLW逆転品である。同社従来品の静電容量は0.22μFだった。今回は、積み重ねるセラミックシートをより薄く加工することで、静電容量を同社従来品の約2倍に増やした。

静電容量が0.47μFと大きい0.1mm厚の積層セラミックコンデンサー
(出所:太陽誘電)
[画像のクリックで拡大表示]

 電子機器に搭載する半導体ICの電源ラインに接続するデカップリングコンデンサーに向ける。具体的な応用先は、スマートフォンやウエアラブル端末など、薄型化が求められる電子機器である。「新製品はLW逆転構造にしたことで、等価直列インダクタンス(ESL)を低く抑えると同時に静電容量を増やしたため、高いデカップリング効果が得られる」(同社)という。ESLの値は明らかにしていない。

 新製品は2つあり、型番は「AWK105BJ474MN」と「PWK105C6474MN」である。両者の違いは、定格電圧と温度特性にある。AWK105BJ474MNの定格電圧は+4.0Vで、温度特性はX5R(−55〜+85℃の使用温度範囲において静電容量の変化率が±15%)。PWK105C6474MNの定格電圧は+2.5Vで、温度特性はX6S(−55〜+105℃の使用温度範囲において静電容量の変化率が±22%)である。2製品どちらも、量産は2021年6月に始める予定。サンプル価格は11円(税込み)である。

新製品の主な仕様
(出所:太陽誘電)
[画像のクリックで拡大表示]