日産自動車と、同社と住友商事の共同出資会社であるフォーアールエナジー(4R、横浜市)、JVCケンウッドは2022年4月26日、日産の電気自動車(EV)「リーフ」の使用済み電池を活用した持ち運び式の電源を共同開発すると発表した(図1)。22年度内の発売を目指す。

図1 3社が共同開発する持ち運び式の電源
図1 3社が共同開発する持ち運び式の電源
(画像:日産)
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 3社が共同開発する持ち運び式の電源に搭載するのは、初代リーフの使用済み電池を再生したものである(図2)。同リーフの電池パックは48モジュールで構成されるが、同製品はそのうち2モジュールを組み込む(図3)。具体的な電池容量や定格出力などは、公表していない。

図2 初代「リーフ」
図2 初代「リーフ」
日産が10年に発売した。(画像:日産)
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図3 初代リーフの電池モジュール(左)と開発中の持ち運び式の電源(右)
図3 初代リーフの電池モジュール(左)と開発中の持ち運び式の電源(右)
(写真:日産)
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 価格は「商品化に向け検討中」(日産の広報)だが、販売については「日産とJVCケンウッドで、それぞれの販路を生かしたい」(JVCケンウッドの広報)という。

 日産は4Rを通じて、リーフの使用済み電池を回収して再利用する事業に注力している(図4)。22年度は年間で約5000パックの回収を計画する。

図4 4Rの浪江事業所(福島県浪江町)
図4 4Rの浪江事業所(福島県浪江町)
回収したリーフの使用済み電池を保管する様子。(撮影:日経Automotive)
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