村田製作所は、外形寸法が1.0mm×0.5mm×0.4mm(1005サイズ)と小さい3端子積層セラミックコンデンサー「NFM15HC105D0G3」を発売した(ニュースリリース)。3端子積層セラミックコンデンサーは、従来の2つの端子に加えて、グラウンド(接地)との接続に向けた端子を設けたものだ。等価直列インダクタンス(ESL)を低く抑えられるため、高周波領域での挿入損失を低減でき、高い雑音抑制効果が得られるという特徴がある。今回同社は、「セラミック材料と電極材料の微粒化・均一化による薄膜成形技術と高精度積層技術を用いることで、当社従来の同容量品に比べると体積を約60%削減した。自動車向けでは業界最小」という。

車載用途に向けた3端子積層セラミックコンデンサー。1005サイズの1.0μF品と1608サイズの10μFを用意した。村田製作所の写真
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 車載向け受動部品の品質規格「AEC-Q200」に準拠する。静電量量は1.0μFで、その許容差は±20%である。定格電圧は+4VDC。定格電流は2A。直流抵抗は30mΩ(標準値)。外部電極間距離は最小0.1mm。使用温度範囲は−55〜+125℃である。

 このほか、外形寸法が1.6mm×0.8mm×1.25mmの「1608サイズ」で、静電容量が10μFと大きい3端子積層セラミックコンデンサー「NFM18HC106D0G3」を併せて発売した。AEC-Q200規格に準拠する「1608サイズの車載向けでは、業界最大の静電容量」(同社)という。AEC-Q200規格に準拠する。静電容量の許容差は±20%。定格電圧は+4VDC。定格電流は2A。直流抵抗は30mΩ(標準値)。外部電極間距離は最小0.15mm。使用温度範囲は−55〜+125℃である。

 2製品どちらも、すでに量産を始めている。価格は明らかにしていない。