米Diodes(ダイオーズ)は、リドライバー機能を備えた「HDMI2.1」規格準拠のスイッチIC「PI3HDX12221」を発売した(ニュースリリース)。2対1のマルチプレクサー回路を4チャネル集積した。すなわち、入力信号数は8本で、出力信号数は4本である。4本の出力信号すべてにリドライバー機能を備える。このため、HDMI信号の伝送距離を延ばすことが可能になる。

 1チャネル当たりの最大データ伝送速度は12Gビット/秒であり、HDMI2.1規格に準拠する。4チャネルの出力を束ねれば最大データ伝送速度は48Gビット/秒となり、8K(7680×4320画素)に対応した映像信号を伝送できるようになる。このほか「HDMI 2.0」や「HDMI 1.4」といった従来規格への対応も可能だ。デジタルテレビやパソコン用モニター、家庭用ゲーム機、ノートパソコン、デスクトップパソコン、ワークステーション、サーバー、ドッキングステーションなどに向ける。

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 リドライバー機能は、連続時間リニアイコライザー(CTLE:Continuous Time Linear Equalizer)などで構成した。CTLEの利得は端子設定で、ユーザーが4つの値の中から選択できる。最大利得は、HDMI2.1規格に準拠した信号伝送時に+11dB(6GHzにおける値)、HDMI2.0規格に準拠した信号伝送時に+7dB(3GHzにおける値)である。出力信号の最大振幅は1200mV。自動入力信号検出機能を用意しており、信号の入力がない場合は低消費電力モードに自動的に移行する。電源電圧は+3.3V±0.3V。パッケージは、実装面積が3mm×6mmの40端子TQFN。動作温度範囲は0〜+70℃。すでに量産を始めている。3000個購入時の参考単価は2.50米ドルである。