米Solidigm(ソリダイム)は、データセンターとエンタープライズに向けたSSD(Solid State Drive)の新製品「D7-P5520」と「D7-P5620」を2022年4月26日(現地時間)に発表した ニュースリリース 。どちらも同社の144層縦積みTLC(Triple Level Cell) NANDフラッシュメモリーICをベースにした製品で、容量やフォームファクターが異なる複数の品種をそろえる(図1)。新製品の最大容量は15.36Tバイト。最小容量は1.6Tバイトである。

図1 新製品の構造
図1 新製品の構造
フォームファクターがU2 15mmの品種である。(出所:Solidigm)
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 同社はもともと米Intel(インテル)のNANDフラッシュメモリー事業部だった。同事業部を韓国SK hynix(SKハイニックス)が買収し、米国に本社を置く子会社として21年12月に再スタートさせた。IntelのSSD製品を引き継ぐと共に、Solidigmになってからの最初の製品「D5-P5530」を22年4月初めに発表している*。D5-P5530はSK hynixの128層縦積みNANDフラッシュメモリーをベースにしていたが、今回の新製品はSolidigm自身のNANDフラッシュメモリーICを使っている。Solidigm自身のNANDフラッシュメモリーICを使った同社のSSDは今回が初めて。新製品のインターフェースはPCI Express Gen 4.0(PCIe 4.0)である。

* 関連記事 IntelのNAND事業を子会社にしたSK hynix、初の協業開発品

 新製品のうち、D7-P5520は品種が多い(図2)。フォームファクターは4種類(U.2 15mm/E1.S 9.5mm/E1.S 15mm/E1.L 9.5mm)。容量も4種類(1.92T/3.84T/7.68T/15.36Tバイト)をそろえる。読み出し性能が高いのがD7-P5520の特徴で、3.84Tバイト品をIntel時代に発売された同等容量の製品(DC P4510)と比べた場合、4Kバイトのランダム読み出し速度が最大57%速い(図3)。またシーケンシャル読み出し速度は最大123%速いという。

図2 D7-P5520の概要
図2 D7-P5520の概要
(出所:Solidigm)
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図3 D7-P5520と既存製品を比較
図3 D7-P5520と既存製品を比較
(出所:Solidigm)
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 もう1つの新製品、D7-P5620のフォームクターはU.2 15mmの1種類。容量は1.6T/3.2T/6.4T/12.8Tバイトの4種類をそろえる(図4)。5年間の書き込み耐性が3DWPD(Drive Write Per Day:全容量を1日当たりに書き換えられる回数)と高いこと(D7-P5520は5年間の書き込み耐性は1DWPD)、および書き込み性能が高いことが特徴だとする。3.2Tバイト品をIntel時代に発売された同容量の製品(DC P4610)と比べた場合、4Kバイトのランダム書き込み速度が最大53%速く、128Kバイトのシーケンシャル書き込み速度が最大20%速いという(図5)。

図4 D7-P5620の概要
図4 D7-P5620の概要
(出所:Solidigm)
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図5 D7-P5620と既存製品を比較
図5 D7-P5620と既存製品を比較
(出所:Solidigm)
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