オランダNexperia(ネクスペリア)は、実装面積が5.0mm×6.2mmと小さい4端子LFPAK56(Power-SO8)パッケージに封止したpチャネル型MOSFETを6製品発売した(ニュースリリース)。トレンチ構造のpチャネル型MOSFETを、同社独自のパッケージであるLFPAK56に封止した。表面実装に対応する。

 DPAKに封止した従来品に比べると、同じ性能を確保したまま、基板上の実装面積を約50%削減できるという。車載用ディスクリート半導体の品質規格「AEC-Q101」に準拠する。車載機器におけるバッテリーの逆極性保護回路や、パワーマネジメント回路、ハイサイドの負荷スイッチ、モーター駆動回路などに向ける。具体的な応用先は、シート座面の自動調整機能や、サンルーフやウィンドウの開閉などである。

実装面積が5.0mm×6.2mmと小さい4端子LFPAK56に封止したpチャネル型MOSFET
Nexperiaのイメージ
[画像のクリックで拡大表示]

 6製品の内訳は、−30V耐圧品と−40V耐圧品、−60V耐圧品がそれぞれ2つずつである。各耐圧の2つの製品は、最大ドレイン電流やオン抵抗、全ゲート電荷量などの特性が異なる。最もオン抵抗が低い製品は−30V耐圧品の「BUK6Y10-30P」であり、その値は10mΩ(ドレイン-ソース間電圧が−10Vのときの最大値)である。

 BUK6Y10-30Pのそのほかの特性は以下の通りだ。最大ドレイン電流は、連続時に−80A、パルス時に−320A。ドレイン-ソース間電圧が−4.5Vのときのオン抵抗は25mΩ(最大値)。全ゲート電荷量は42.5nC(標準値)。入力容量は2360pF(標準値)。出力容量は470pF(標準値)。帰還容量は270pF(標準値)。ゲート抵抗は8.8Ω(標準値)。最大動作温度は+175℃である。

 6製品すべて量産を始めている。価格は明らかにしていない。