米マイクロチップ(Microchip Technology)は、8ビットMCU「AVR」の新製品として「AVR DAファミリー」を発売した(ニュースリリース)。ISO26262やIEC61508などの機能安全規格への準拠が求められるアプリケーションに向ける。

 機能安全規格への準拠に向けて、今回の新製品では、確実な動作に向けた仕様が盛り込まれている。例えば、電源電圧安定化に向けて、電圧レベルモニターやパワーオンリセット、ブラウンアウト検出といった機能が用意される。また、フラッシュメモリーのプログラムコードにCRC(Cyclic Redundancy Check)スキャンを掛けることができる。さらに、ユーザーからリクエストがあれば、FMEDA(Failure Mode and Effects Analysis)レポートやセーフティーマニュアルなどのドキュメントが提供されるという。

「AVR DAファミリー」の構成
Microchipの図
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 AVR DAファミリーのチップには、最大24MHz動作の独自8ビットコアや、最大128Kバイトのフラッシュメモリー、最大16KバイトのSRAM、512バイトのEEPROM、差動12ビットA-D変換器、10ビットD-A変換器、アナログコンパレーター、ゼロ・クロス・ディテクター、プログラマブル・タッチ・コントローラー(PTC)などが集積されている。PTCは自己静電容量タイプで46チャネル、相互静電容量タイプで529チャネルまでサポート可能であり、ボタンやスライダー、タッチパッド、小型タッチスクリーンなどに適用できる。

 動作温度範囲は-40~+125℃。電源電圧は1.8V~5.5V。パッケージは28ピンのSOIC/SSOP/SPDIP、32ピンのTQFP/VQFN、48ピンのTQFP/VQFN、及び64ピンのTQFP/VQFNを用意する。現在、128Kバイトのフラッシュメモリー集積品は量産中で、価格は1万個発注時に1個あたり0.87米ドルから。64Kバイト/32Kバイトのフラッシュメモリー集積品の量産開始時期は未公表。