オークマ(愛知県・大口町)は、横形マシニングセンター(MC)「MA-600H」シリーズの新機種として、切粉の処理性能を高めて長時間の無人稼働を可能にした「同III」を発売する()。高速・高能率加工性能を向上させた上で、多様なワーク(被削材)を自動で把持できるようにするなど、自動化への対応を強化。新型コロナウイルス禍で高まる無人稼働ニーズに応え、「止まらない機械」(同社)を目指したという。

図:「MA-600HIII」の外観
図:「MA-600HIII」の外観
(出所:オークマ)
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* オークマのニュースリリース:https://www.okuma.co.jp/news/2021/pdf/210511.pdf

 新機種ではまず、機内カバーの構造を見直し、機内に堆積する切粉の量を抑えた。同時に、残留した切粉を除去する洗浄機能を強化。ドライ加工でも切粉を洗い流せる洗浄サイクルを設定できるようにした。

 特別仕様として、クーラントタンク内に滞留したスラッジを自動で回収する「スラッジレスタンク」を用意している。例えばワークが鋳物の場合、スラッジ回収率は99%。クーラントの寿命を延長できる上、人手に頼っているクーラントタンク清掃の手間を減らせる。

 その他、治具類に油圧や空圧を供給するポートの数を増やした。従来機種では、段取りステーション側と加工室側で4ポートずつだったが、新機種では、それぞれ16ポートと7ポートになった。これによって治具の単独動作を増やせる。多様なワークを自動で把持でき、ロボットによるワークの着脱にも対応しやすくなるという。

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