東芝デバイス&ストレージは、オン電流の定格が1.2Aと大きいフォトリレーを発売した(ニュースリリース)。接点の構成はノーマリークローズ(b接点)で、阻止電圧の定格は+60V。同社によると、「阻止電圧定格が+60Vのb接点フォトリレーでは、業界最大のオン電流定格を達成した」という。例えば、同社従来品「TLP4176A」のオン電流定格は500mAであり、新製品ではこれに比べて140%増やした。具体的な応用先は、HVAC(Heating Ventilation and Air Conditioning)機器やセキュリティー機器、ビルオートメーション機器、プログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)、入出力インターフェース機器、センサー制御機器などである。

オン電流が1.2Aと大きいb接点フォトリレー
オン電流が1.2Aと大きいb接点フォトリレー
(出所:東芝デバイス&ストレージ)
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 新製品の型番は「TLP4590A」である。赤外光LEDとフォトMOSFETを光結合させたものだ。b接点を1個内蔵したいわゆる「1b接点品」である。入出力間の絶縁耐圧は±5000Vrms(最小値)を確保した。パッケージは、7.12mm×6.4mm×3.65mm(端子部を除く)の6端子DIPである。沿面距離と空間距離はどちらも7.0mmを確保した。動作温度範囲は−40~+110℃と広い。新製品の主な特性は下表の通りである。

新製品の主な特性
新製品の主な特性
(出所:東芝デバイス&ストレージ)
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 安全規格として「UL 1577」と「CSA Component Acceptance Service No.5A」に準拠する。すでに量産出荷を始めている。インターネット通販会社における参考単価は3.51米ドルである(2021年5月11日時点)。