米Diodes(ダイオーズ)は、車載向け半導体ICの品質規格「AEC-Q100グレード3」に準拠したUSB Type-C対応のリドライバーIC「PI3DPX1207Q」を発売した(ニュースリリース)。最大データ伝送速度は10Gビット/秒であり、「USB3.1 Gen2」規格に準拠する。さらに、DisplayPortに向けたオルタネートモード(DP-Altモード)を備えているため、USB Type-Cのケーブルやコネクターを介して、最大データ伝送速度が8.1Gビット/秒の「DisplayPort 1.4」準拠信号を送ることができる。車載用インフォテインメントシステムや、車載用クラスター・ディスプレー・パネルなどに向ける。

「AEC-Q100グレード3」に準拠したUSB Type-C対応のリドライバーIC。Diodesのイメージ
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 連続時間リニアイコライザー(CTLE:Continuous Time Linear Equalizer)回路やリドライバー回路などを4チャネル分集積した。つまり、4レーン分のUSB3.1 Gen2信号やDisplayPort 1.4信号を送信できる。複数の動作モードを備えている。具体的には、4レーンすべてUSB3.1 Gen2信号を送信するモードと、4レーンすべてDisplayPort 1.4信号を送信するモード、USB3.1 Gen2信号とDisplayPort 1.4信号を混在させて送信するモードである。イコライザー回路の利得や出力電圧振幅などは、I2Cインターフェースを介してユーザーが設定できるほか、端子を使って設定(ピンストライプ)することも可能だ。出力電圧振幅は最大1200mVである。

 電源電圧は+3.3V単一。自動的にパワー・セーブ・モードに移行する機能を用意した。パッケージは外形寸法が3.5mm×9mm×0.75mmの42端子TQFN。動作温度範囲は−40〜+85℃。価格は明らかにしていない。