ルネサス エレクトロニクスは、小型パッケージ封止のフォトカプラー3製品を新たに発表した。いずれも、8mm以上の沿面距離を確保したフォトカプラーとしては「世界最小の寸法」(同社)だという。電気自動車の急速充電器や太陽光発電システムのインバーター、産業オートメーション機器などに向ける。

今回の新製品と応用イメージ
(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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 3製品はいずれも10.2mm×2.5mm×2.1mmのLSSO5パッケージ(ピンピッチ0.65mm)に封止し、沿面距離は8.2mmを確保している。従来のLSO5パッケージ封止品と比較して、実装面積を最大35%削減できるという。3製品のうち2製品はIGBTやパワーMOS FET駆動用で、2.5A出力の「RV1S9231A」と0.6A出力の「RV1S9207A」。残り1製品はインテリジェント・パワー・モジュール(IPM)駆動用の「RV1S9209A」である。

小型パッケージ封止のフォトカプラー製品群と新製品
(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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 今回の3製品は、入力側にAlGaAs発光ダイオード、出力側にフォトダイオードを配し、信号処理回路などを同一チップ上に集積した受光ICを収容している。絶縁耐圧は5000Vrms、ノイズ耐量CMRは50kV/μsであり、どちらも高いという。+125℃の高温での動作が可能である。モーター駆動機器向けの安全基準UL61800-5-1を満たしている。

 同社は具体的な応用先として、200Vおよび400V駆動の産業オートメーション用DC-ACインバーター、ACサーボ、ロボットコントローラー、太陽光発電システムのインバーター、蓄電/充電システム、電気自動車の急速充電器などを挙げている。こうした機器に対して新製品は小型ながら、高い絶縁性能と安全性を提供できるとする。