5G(第5世代移動通信システム)を活用した産業DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を目指す業界団体「5G利活用型社会デザイン推進コンソーシアム(5G-SDC)」は2021年6月1日、ローカル5Gの導入を検討している企業や自治体を対象に、導入情報をまとめた「ローカル5G入門ガイドブック」を公表した。5G-SDCのWebページから無料でダウンロードできる。ガイドブック公開によって、幅広いユーザー企業や自治体のローカル5Gへの理解を深め、導入に向けた機運を高めたい考えだ。

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公表したローカル5G入門ガイドブック。製造業のローカル5G導入事例を手厚く紹介している
(出所:5G-SDC)

 今回公表したガイドブックは、情報通信分野との接点が少なかった企業や自治体でも、ローカル5Gの導入を具体的にイメージしやすい内容になっている。特に製造業が工場にローカル5Gを導入し生産性向上につなげる事例を手厚く紹介。導入検討からサービス開始までトータルで約6.5カ月のスケジュールが必要といった具体的なノウハウなども記載している。

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検討検討からサービス開始まで約6.5カ月かかるなど具体的なノウハウも紹介している
(出所:5G-SDC)

 電子情報技術産業協会(JEITA)の調査によると、ローカル5Gの世界の市場規模は30年に10.8兆円まで拡大すると見込む。5G-SDCでは今後もガイドブックを定期的に更新し、次は建設現場におけるローカル5G導入のノウハウを追加する予定という。

 5G-SDCはJEITAが事務局となり20年9月に設立された。会員の大部分を大手ゼネコンや損保、小売りなど一般企業で構成している点が特徴だ。ユーザー企業の視点で、5Gを活用した産業DXを推進することを目指しており、21年6月時点で127社/団体が加盟する。