セコムは2022年6月7日、成田国際空港で同社の最新のセキュリティーロボット「cocobo(ココボ)」を活用した警備サービスを同6月13日から開始すると発表した。同社は2019年6月から、自律走行型巡回監視ロボット「セコムロボット X2」を活用した警備サービスを同空港に提供しており、現在でもX2が4台稼働している。今回、cocoboは5台目の警備ロボットして、立哨・巡回、点検などさまざまな業務サービスを提供する。

セコムのセキュリティーロボット「cocobo」
セコムのセキュリティーロボット「cocobo」
AI機能を搭載し、巡回ルート上で異常を検知した際は、防災センターなどに設置された監視卓へ異常信号や映像を送信する機能を持つ(写真:セコム)
[画像のクリックで拡大表示]

 cocoboとX2は、いずれもLiDAR(レーザーレーダー)や全方位カメラを搭載し、あらかじめ定められたルートを、歩行者や障害物を自動で回避しながら巡回する。

 最大の違いはcocoboがAI(人工知能)機能を備えており、搭載したカメラで捉えた映像をリアルタイムにAIで解析する点だ。ルート上の放置物や人の転倒、混雑など異常を検知した際は、防災センターなどに設置された監視卓へ異常信号や映像を送信し、常駐警備員と連携して対応する。X2にはAI機能がないため、カメラの映像を防災センターの警備員がずっと監視する必要があった。

 また、cocoboは建物内の監視カメラ、エレベーター設備の稼働状況など、他のシステムからの情報をクラウドで共有・連携し、より高度な業務を提供することができるという。

 価格はレンタル方式で、本体が月30万円(税別)。サイズは幅700mm×奥行き1200mm、高さ1250mm、重さ約160kg(バッテリー込み)。最高速度は6km/時、連続走行時間は約3時間。段差は最大50mm、斜度は最大10度まで走行可能としている。

 なお、cocoboは2D/3D LiDAR、ステレオカメラ、全方位カメラ、ToF(距離画像)カメラ、赤外線センサー、バンパーセンサーなどを標準搭載し、熱画像センサー、超音波センサー、発煙装置などをオプションで取り付けられる。

「cocobo」に搭載されたカメラやセンサー類
「cocobo」に搭載されたカメラやセンサー類
2D/3D LiDAR、全方位カメラ、ToF(距離画像)カメラなどを標準搭載する(画像:セコム)
[画像のクリックで拡大表示]