日産自動車と三菱自動車は2022年6月13日、軽自動車タイプの新型電気自動車(EV)を、同年6月16日に発売すると発表した。日産は「サクラ」、三菱自は「eKクロス EV」の車名で販売する()。

日産と三菱自の新型軽EV
図 日産と三菱自の新型軽EV
(写真:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

 日産によると、今回の新型軽EV(以下、新型車)を発表した2022年5月20日から同年6月13日までに、1万1429台の受注を獲得したという。同車の年間販売計画は約5万台。現在の受注台数はその5分の1を上回る。

 同社マーケティング本部チーフマーケティングマネージャーの柳信秀氏は、「計画を大きく上回る受注を獲得でき、幸先の良いスタートを切れた」と強調する。ただ、車載半導体を含む部品不足の影響によって、納車は2022年8月以降になる見通しである。

 柳氏は、「軽ガソリン車を上回る走行性能や静粛性、軽自動車として十分な航続距離、先進運転支援システム(ADAS)の装備などが評価されている」とみる。年齢別の受注台数を見ると、50歳代以上が71%を占める。

 地域別では首都圏などの都市部が中心である。注文した顧客の特徴としては、「2台目以降のクルマとして所有する人や、ガソリン車から乗り換える人が多い」(柳氏)という。

 新型車の車両最低価格(消費税込み)は233万3100円。国の補助金を活用すると100万円台後半の価格で購入できる。購入のハードルの低さも、好調な受注を後押しした。

 なお、三菱自も同日に、eKクロス EVの受注状況を発表した。2022年5月20日から6月12日までに、約3400台の受注を獲得。月間販売目標(約850台)の約4倍に達している。