米Xilinx(ザイリンクス)は、同社のFPGAボード(後述)をベースにしたビデオトランスコーダー「リアルタイム・ビデオ・アプライアンス」を2製品発売した(ニュースリリース)。動画配信サービスを手掛ける企業などに向けた製品。同サービスで使われるサーバーシステムのラックに組み込む使用を想定している。

今回の新製品
(出所:Xilinx)
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 同社はフィールドでカスタマイズ可能なICである「FPGA」を開発した企業で、FPGAの提供が本業だ。FPGA応用機器の開発支援に向けて、FPGAが搭載されたボード(FPGAボード)や、FPGAをカスタマイズするためのソフトウエア、FPGA上で稼働するソフトウエアなどを提供することはあっても、顧客の商品であるFPGA応用機器を提供することは基本的になかった。

 今回の新製品はサーバーのアクセラレーターとして稼働する機器(アプライアンス)とはいえ、顧客の事業領域に踏み出すことになる。新製品のオンライン発表会に登壇した、同社のAaron Behman(アーロン・ベーマン)氏(データセンターグループ ビデオプロダクト マーケティング ディレクター)は、報道機関からの質問に答える形で、「一部の顧客の事業と競合する」と述べた。同氏によれば、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)によって、動画配信需要は一段と高まっており、圧縮された動画のビットレートや解像度を再変換するビデオトランスコーダー事業の重要度が上がっているという。その流れに乗るため、新たな事業領域に踏み出したようだ。

新製品で処理するビデオトランスコーディングの例
(出所:Xilinx)
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