オーストラリアGraphene Manufacturing Group(GMG)は2021年6月22日、同University of Queensland(クイーンズランド大学、UQ)と共同開発したコイン型アルミニウム(Al)イオン2次電池(AIB)の充放電サイクルデータの一部を公開するとともに、近い将来の製品化を想定した、評価用サンプル品の提供を2021年末までに始めると発表した。

開発したコイン型AIBの一部
どの部分なのかは明らかにしていない(写真:University of Queensland)

 GMGは天然ガスを基にしたグラフェンを製造するメーカー。その応用先の1つとして、AIBをクイーンズランド大学と開発している。そのため、GMGらは今回のAIBを「Graphene Enhanced AIB(G+AI Battery)」などとも呼んでいる。そのコイン型AIBの特徴は超急速充放電に優れていることとサイクル寿命が長いことだ。

 オーストラリアの研究機関Australian Institute for Bioengineering and Nanotechnology(AIBN)による測定によれば、AIBの重量エネルギー密度は150~160 Wh/kgと、車載向けリチウム(Li)イオン2次電池(LIB)の6割ほどとさほど高くない。一方、出力密度は最大7kW/kgで、一般的なLIBの10倍前後。充電レートは12~60C、つまり1~5分と短時間で満充電まで充電できるとする。

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