米Advanced Micro Devices(AMD)は、組み込み向けMPU(マイクロプロセッサー)の新製品として「Ryzen Embedded R2000シリーズ」(図1)を2022年6月21日(ドイツ時間)に発表した ニュースリリース 。ロボットやマシンビジョンといった産業用途、シンクライアント、ミニPCなどに向ける。

図1 Ryzen Embedded R2000シリーズのイメージ
図1 Ryzen Embedded R2000シリーズのイメージ
(出所:AMD)
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 2019年4月に発表した「Ryzen Embedded R1000シリーズ」*(以下従来品)の後継製品に位置付けられる。新製品ではCPUコアを従来品の「Zen」から「Zen+」に変更したり、CPUコア数やGPUの演算ユニット数を増やしたりして、性能や電力効率の向上を図った。新製品の「R2514」モデルは、従来品のモデル「R1606G」に比べて、演算性能やグラフィックス処理性能が最大で81%高いという。

 新製品は、CPUコア数やそのクロック周波数、GPUの演算ユニット数やそのクロック周波数、熱設計電力などが異なる4モデルからなる(図2)。最上位モデルの「R2544」はDDR4-3200メモリーを外付け可能で、最大4台までの4K解像度ディスプレーに対応できる。16レーンのPCIe Gen3、2つのSATA 3.0、6つのUSBポート(USB 3.2 Gen2および2.0)といったインターフェースを備える。OSはWindows 11/10およびLinux Ubuntu LTSをサポートする。4つのモデルのうち、下位2モデルの「R2312」と「R2314」は量産中。上位2モデルのR2514とR2544は2022年10月に発売の予定である。いずれのモデルも価格は発表されていない。

図2 4モデルの主な仕様
図2 4モデルの主な仕様
(出所:AMD)
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