太陽誘電は、外形寸法が0.6mm×0.3mm×0.3mm(0603サイズ)と小さい車載機器向け積層セラミックコンデンサーを13製品発売した(ニュースリリース)。車載機器向け受動部品の品質規格「AEC-Q200」に準拠する。同社によると、「材料技術や製造プロセス技術を改善することで、小型化と信頼性向上を両立させた」という。自動車に搭載した電子回路が外来ノイズによって誤動作することを防いだり、その電子回路から強度の高いノイズの放射を抑えたりするEMS(Electro Magnetic Susceptibility)/EMI(Electro Magnetic Interference)対策に向ける。具体的な応用先は、エンジンやトランスミッションのパワートレーンやADAS(Advanced Driver Assistance System)機器などである。

外形寸法が0.6mm×0.3mm×0.3mmと小さい車載機器向け積層セラミックコンデンサー
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 発売した13製品は、定格電圧と静電容量が異なる。定格電圧は+25Vと+10Vの2種類である。+25V品の静電容量は100p〜3300pFの範囲であり、この中で10製品を用意した。具体的には、100pF、150pF、220pF、330pF、470pF、680pF、1000pF、1500pF、2200pF、3300pFである。一方、+10V品の静電容量は、4700pFと6800pF、0.01μFの3種類を用意した。13製品いずれも、静電容量の許容差は±10%もしくは±20%。温度特性は、EIA(米国電子工業会)が定める「X7R」である。すなわち、−55〜+125℃の使用温度範囲において静電容量の変化率は±15%である。

 量産は2020年6月に開始した。量産規模は月産1000万個である。サンプル価格は13製品いずれも5円である。