米Advanced Micro Devices(AMD)は、プロフェッショナルが使うワークステーションやコンピューターに向けたMPUの新製品「Ryzen Threadripper PROプロセッサー」を発表した(ニュースリリース)。コア数が異なる4製品を用意する。

新製品Ryzen Threadripper PROプロセッサーのイメージ
出所:AMD
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 新製品のThreadripper PROは、アーティストや建築家、エンジニア、データサイエンティストといったプロフェッショナルが使うワークステーションやコンピューターに向けたMPU「第3世代Ryzen Threadripper」*1、*2に、ビジネスPC向けの仕様「AMD PRO」を加えた製品である。PRO仕様はビジネスPC向けMPU「Ryzen Proシリーズ」にも盛り込まれていて*3、主に次の4つからなる。セキュリティー機能「AMD PRO Security」、メモリー保護機能「AMD Memory Guard」、管理機能「AMD PRO manageability」、供給保証「AMD PRO Business Ready」である。

 Threadripper PROは第3世代Ryzen Threadripperと同じく、TSMCの7nmプロセスで製造する。4製品のいずれも128レーンのPCI Express Gen4に対応し、ECC付きUDIMM/RDIMM/LRDIMMに収めた最大2TバイトのDDR4-3200型DRAMを利用できるとする。AMDは新製品の競合品として、米Intel(インテル)のワークステーション向けMPU「Xeon W」やサーバー向けMPU「Xeon Scalable Processor」を挙げている。AMDはIntel製品に比べて最大で27%性能が高いと主張する。

新製品4モデルの主な仕様
筆者作成
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 新製品のThreadripper PROは専らOEM向けに販売される。一般の店舗では販売しないため、価格や出荷時期を公表していない。なお、今回の新製品のうち、64コアの「Ryzen Threadripper PRO 3995WX」は、中国Lenovo(レノボ)が今秋に出荷を始めるワークステーション「ThinkStation P620」に搭載される。

ThinkStation P620の内部
筐体内部上方にRyzen Threadripper PROプロセッサーが搭載されている(出所:Lenovo)
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