富士通セミコンダクターメモリソリューション(横浜市)は、+125℃での動作を保証するFRAM製品に4Mビットの「MB85RS4MTY」を加えた(ニュースリリース1)。+125℃動作保証のFRAM製品の中で、4Mビットは最大のメモリー容量だという。

今回の新製品(中央)と応用先のイメージ
(出所:富士通セミコンダクターメモリソリューション)
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 同社は2019年10月に+125℃動作保証のFRAMとして2Mビット品「MB85RS2MTY」を発表している(ニュースリリース2)。当時は2Mビットが+125℃動作保証のFRAM製品としては最大容量だった。2Mビット品は車載や産業用途で利用されているという。今回の新製品は、一層の大容量化を求める声に応えて開発した。

 新製品の4Mビット品の電源電圧範囲は1.8~3.6Vと広い。インターフェースはSPIである。+125℃の高温環境でも消費電力が低いことが特徴だという。同温度環境での動作時消費電流は最大4mA(50MHz動作時)で、パワーダウン時は最大30μAである。

今回の新製品は8ピンパッケージに封止
(出所:富士通セミコンダクターメモリソリューション)
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 -40~+125℃の温度範囲で10兆回のデータ書き込み回数を保証していることも新製品の特徴という。このため、リアルタイムなデータ記録を必要とする用途に適しており、例えば、0.03msごとにデータを書き換えたとしても10年間同じアドレスに記録し続けることが可能だ。新製品は先進運転支援システム(ADAS)を代表とする車載向けや産業用ロボット向けに最適という。

 新製品のパッケージはEEPROMと互換性がある「8ピンSOP」と、小型・薄型でリード無しの8ピンDFN(Dual Flatpack No-leaded package)を用意する。現在、評価サンプルを出荷中である。