三菱ふそうトラック・バスは2021年7月26日、大型トラック向けの新しい運転支援機能を実演した。左折時の巻き込み事故を防ぐ機能では、左側方に搭載したミリ波レーダーで自転車や歩行者などを検知し、車速20km/h以下の条件で自動ブレーキをかける。「国内商用車では初めて」(同社)。従来は警報にとどめていた。

図1 左折時の巻き込み防止機能を実演
三菱ふそうトラック・バスが開発。(撮影:日経クロステック)
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 左折時の巻き込み防止機能は「アクティブ・サイドガード・アシスト1.0」と呼び、21年6月に新型大型トラック「スーパーグレート」に搭載し、発売した(図1)。オプション価格は約15万円である。

 交通事故総合分析センターの調査によると、大型トラックが第一当事者となる死亡事故のうち、左折時の巻き込み事故は約25%を占めて最も多い。特に自転車の巻き込み事故が多く、三菱ふそうは新機能の開発で死亡事故の削減を狙う。

 巻き込み防止用の自動ブレーキは、車速20km/h以下で作動する。20km/h以下にとどめたのは、これ以上車速を上げるとカーブを左側に旋回している場合と区別しにくい状況が想定されるため。誤作動が増えかねないと判断した。

 三菱ふそうの調べで、大型トラックによる左折時の車速は、15km/hまでで全体の約7割、20km/hまでで同約9割に達する。20km/h以下の作動条件でも事故防止の効果は大きいと考える。

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