米Efficient Power Conversion(EPC)は、外形寸法が1/16ブリック(約33mm×約23mm×約9mm)と小さく、出力電力が300Wと大きい+48V入力のDC-DCコンバーターモジュール「EPC9143」を発売した(ニュースリリース)。EPCのGaN(窒化ガリウム)パワー素子(GaN FET)と米Microchip Technologyの16ビット・デジタル・シグナル・コントローラー(DSC)「dsPIC33CK32MP102」を組み合わせることで実現した。変換効率は、+48V入力で、+12V/25A出力のときに96%が得られるという。出力電力密度は730W/(インチ)3に達する。

外形寸法が1/16ブリックと小さく、出力電力が300Wと大きい+48V入力のDC-DCコンバーターモジュール
Efficient Power Conversionのイメージ
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 +48Vと電圧が高い電源バスを使うデータセンター機器や通信機器、サーバー、ストレージ機器、自動車などに向ける。具体的には、+48Vの電源バスを+12Vの中間バス電圧に変換する用途に使える。EPCのCEOであるAlex Lidow氏は、「最先端のコンピューター用途では、電源に対する要求がより高まっており、Si材料ベースの従来の電源技術では対応できなくなっている」と指摘している。

 入力電圧は+8〜72Vの範囲で、出力電圧は+3.3〜25Vの範囲でユーザーが設定できる。スイッチング周波数は500kHzに設定した。発売したモジュールを2個接続して並列運転させることで、2フェーズ(2相)のDC-DCコンバーターを構成して、出力電力を600Wに高めることができる。オン/オフ機能やパワーグッド信号出力機能、リモート出力電圧検出機能、入力の低電圧検出機能、入力の過電圧検出機能、レギュレーションエラー検出機能などを備える。最大動作温度は+100℃。すでに販売を始めている。参考単価は378米ドルである。