米Diodes(ダイオーズ)社は、+4.5〜40Vの入力電圧範囲に対応した車載機器向けLEDドライバーIC「AL8860Q/AL8861Q」を発売した(ニュースリリース)。アイドリングストップ時に車載バッテリーの電圧低下が発生しても、LEDを駆動し続けられる。最大40W出力のLEDストリングを駆動可能だ。車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100グレード1」に準拠する。さらに自動車業界の生産部品承認プロセス(PPAP)に対応できるという。フォグランプやポジションランプ(車幅灯)、リアランプ、ドアランプなどに向ける。

4.5〜40V入力に対応した車載機器向けLEDドライバーIC。Diodesのイメージ
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 降圧型DC-DCコンバーター回路を利用したLEDドライバーICである。フィードバックループの制御にはヒステリシス方式を採用した。「ヒステリシス方式を採用することで、フィードバックループの回路構成がシンプルになる。わずか4個の外付け部品で安定な動作を実現できる」(同社)という。スイッチング素子には、+40V耐圧のnチャネル型DMOSトランジスタを集積した。最大出力電流は1.5A。出力電流の誤差は±5%(標準値)。スイッチング周波数は最大1MHzである。このため、小型の外付けインダクターを利用できる。変換効率は最大で95%が得られるという。AL8860QとAL8861Qの違いは、電流検出のヒステリシス成分にある。AL8860Qは±20%、AL8861Qは±13%である。

 調光機能を用意した。アナログ調光とPWM調光に対応可能で、アナログ調光は+0.3〜2.5Vの電圧入力で、PWM調光は1〜100%のパルス幅で調整できる。LED素子の短絡保護機能や、LED素子の開放保護機能、過熱保護機能などを備える。パッケージは、放熱電極を設けた8端子MSOP。動作温度範囲は−40〜+125℃。価格は明らかにしていない。