リコー電子デバイスは、光発電素子(太陽電池)に特化したエナジーハーベスト用降圧型DC-DCコンバーターIC「R1801シリーズ」を発売した(ニュースリリース)。太陽電池で得た電力を低電圧に変換し、コンデンサーなどに蓄える役割を担う。特徴は。最小起電力が1.00μW(+4V入力、+3V出力のとき)と小さいことだ。このため低照度の環境でもICを起動して、コンデンサーへの蓄電を開始できる。太陽電池のほか、振動発電素子にも適用可能だ。IoT機器などに電力を供給するエナジーハーベスト(環境発電)用モジュールに向ける。

光発電素子に特化したエナジーハーベスト用降圧型DC-DCコンバーターIC
リコー電子デバイスの写真
[画像のクリックで拡大表示]

 入力電圧範囲は+2.3〜5.5V。出力電圧範囲は+2.3〜4.5V。出力電圧の誤差は±3.0%。変換効率は、10μA出力のときに80%が得られるという。無負荷時の消費電流は200nA(標準値)と少ない。太陽電池の発電量が最大になる電圧でスイッチング動作を開始する最大電力点制御機能を搭載した。出力電圧と最大電力点制御電圧は製品購入時に指定する。ただし、どちらも3本の端子設定で設定電圧±300mVの範囲で微調整できる。

 このほか、出力電圧を監視してパワーグッド(PG)信号を出力する機能や、逆流防止機能を用意した。出力コンデンサには、積層セラミックコンデンサーが使える。パッケージは、外形寸法が3.0mm×2.7mm×0.6mmの12端子DFN。動作温度範囲は−40〜+85℃。サンプル出荷は2020年7月31日に開始する。1000個購入時の参考単価は600円。量産規模は月産200万個を予定している。