米クアルコム(Qualcomm Technologies)は、エントリーレベルのスマートフォン向けSoCである「Qualcomm 2 Series Mobile Platforms」(以下、2シリーズ)の新製品として「Qualcomm 215 Mobile Platform」を発表した(ニュースリリース)。2シリーズの中では、新製品がハイエンドとなる。

 既存の2シリーズ製品では32ビットCPUコアを使っていたが(関連記事)、今回、初めて64ビットCPUコアを採用した。具体的には、「Arm Cortex-A53」(最大1.3GHz動作)を4コア集積し、既存のSoC比でCPU性能を50%向上させたという。このほか、GPUコアとして「Adreno 308」、DSPコアとして「Hexagon」などを集積する。機器に内蔵の電池で10時間以上のビデオ再生や5日間以上の音楽再生を可能にするという。また、Quick Charge技術を搭載する。

 新製品はISP(Image Signal Processor)を2つ集積しており、200シリーズとしては初めてデュアルカメラに対応した。カメラ2台の場合に最大800万画素、カメラ1台の場合は1300画素をサポート可能。またHD+解像度(1560画素×720画素)の画面表示に対応する。集積したモデム「Snapdragon X5 LTE」はLTE Cat 4準拠(キャリアアグリゲーション対応)で、ダウンロード速度は最大150Mビット/秒である。EVS Voice CallやデュアルVoLTEをサポート可能なデュアルSIM仕様に対応する。IEEE 802.11acやNFCベースの非接触決済をサポートできる。

 Qualcomm 215は28nmプロセスで製造する。このSoCを搭載した最終製品は、2019年下期に市場投入の予定とされる。