米Advanced Micro Devices(AMD)は、7nmプロセスで製造する製品をはじめ、デスクトップPC向けマイクロプロセッサー(MPU)の新製品を18モデル発表した(ニュースリリース)。18モデルのうち12モデルは、Renoirの開発コード名で知られる、TSMCの7nmプロセス「N7」で製造するGPUコア(Radeon)統合型のMPUである。

「Ryzen 4000 Gシリーズ・デスクトップ・プロセッサー」の概要
(出所:AMD)
[画像のクリックで拡大表示]

 Renoirのうち、モバイルPC向け製品の「Ryzen 4000シリーズ・モバイル・プロセッサー」は2020年1月に発表された*1。続いて同年5月に、PRO仕様(セキュリティー機能、管理機能、長期供給保証)を備えたビジネスモバイルPC向け製品の「Ryzen PRO 4000シリーズ・モバイル・プロセッサー」が発表になった*2。今回ようやく、デスクトップPC向け製品が登場する。一般消費者用(コンシューマー)デスクトップPC向け製品の「Ryzen 4000 Gシリーズ・デスクトップ・プロセッサー」と、PRO仕様を備えたビジネスデスクトップPC向け製品の「Ryzen PRO 4000Gシリーズ・デスクトップ・プロセッサー」である。どちらも6モデルずつ用意する。

 今回発表した製品の主な仕様は下表の通り。コンシューマーデスクトップPC向け製品はいずれもオーバークロックが可能である。一方、ビジネスデスクトップPC向け製品ではオーバークロックは不可だが、PRO仕様を備える。なお、新製品のうち、「Athlon Gold」「Athlon Silver」のモデル名の6製品は、米GLOBALFOUNDRIESの12nmプロセス「12LP」で製造される。

新製品18モデルの主な仕様
筆者作表
[画像のクリックで拡大表示]

 AMDによれば今回発表の18モデルは基本的にOEM(PCメーカーなど)向けで、Ryzen 4000 Gシリーズ・デスクトップ・プロセッサー搭載のPCが中国Lenovoや米HPなどから20年第3四半期から市場に登場するという。また、Ryzen PRO 4000Gシリーズ・デスクトップ・プロセッサーを搭載したPCなどは今秋以降に登場の予定だとする。

 日本市場では、Ryzen PRO 4000Gシリーズ・デスクトップ・プロセッサーの3製品を、MPU単体で20年8月8日に発売する。モデル名と推奨価格は、「Ryzen 7 PPO 4750G」が3万9980円、「Ryzen 5 PRO 4650G」は2万6980円、「Ryzen 3 PRO 4350G」が1万9980円(いずれも税別)である。