イリソ電子工業は2020年7月30日、車載用フローティングコネクター「Z-Move」シリーズの狭ピッチバリエーションとして「10128」シリーズを開発したと発表した。Z-Moveシリーズの「10120」や「10127」はピッチが2.0mmだったのに対し10128では0.8mmとした。基板の省スペース化が可能となり、機器の小型化につながる。

(写真:イリソ電子工業)
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 Z-Moveシリーズは、接点が固定されたままZ方向に可動し、共振・衝撃による接点ズレを防ぐのが特徴。耐振動性や耐衝撃性が求められるクルマのモーターやエンジン回りの電子部品、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)のインバーターやコンバーターの周辺で、高信頼性の基板対基板コネクターとして使える。

 10128は、10120や10127と同様にピッチ方向、列間方向、嵌合方向のすべてで可動し、嵌合ずれを吸収する。フローティング量はX方向とY方向ともに0.5mm、Z方向は共振振幅が0.2mmで有効嵌合長が0.5mmとなる。嵌合高さは18mm、極数は18pinのみ。使用温度範囲は-40~+125℃で、定格電流は0.5A、定格電圧が125V、接触抵抗が100 mΩ、耐電圧が250V。挿抜回数は30回までとなる。