ロームは、車載機器向けに6チャネル構成のLEDドライバーIC「BD81A76EFV-M」を発売した(ニュースリリース)。3〜12インチの液晶パネルに対応できる。新製品は6チャネル分の定電流回路を搭載した。つまり、白色LEDを直列に接続したLEDストリングを6本駆動できる。1チャネル当たりの最大駆動電流は120mA。同社従来品は4チャネル構成品だったため、最大8インチの液晶パネルまでしか対応できなかった。今回発売の製品は、6チャネル構成にしたことで、最大12インチへの対応が可能になった。車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100」に準拠する。カーナビゲーション装置やセンター・インフォメーション・ディスプレー(CID)、クラスターパネル、ヘッドアップディスプレー(HUD)、電子ミラーなどに向ける。

車載機器に向けた6チャネルLEDドライバーIC。ロームの写真
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 電流モード制御方式を採用した昇降圧型DC-DCコンバーター回路を内蔵した。昇圧用のスイッチング素子は外付けで用意する必要がある。スイッチング周波数は200k〜2.2MHzである。昇降圧回路を採用したため、1〜10個の白色LEDを直列に接続したLEDストリングを駆動できる。このため、1つのLEDドライバーICで小型から大型の液晶パネルに対応でき、「モデル展開を考えた液晶パネル制御基板の設計共通化(プラットフォーム化)が可能になる」(同社)という。

 入力電圧範囲は+4.5〜35.0V。最大出力電圧は+40.0V。出力電流の誤差は±3.0%(50mA出力のとき)。PWM調光機能を備える。調光比は、PWM周波数が100Hzのときに1万対1である。放射電磁雑音(EMI)を低減するため、スペクトラム拡散クロック機能を搭載した。保護機能として、低電圧ロックアウト機能や、過電圧保護機能、サーマルシャットダウン機能、過電流保護機能、短絡電流保護機能、オープン/ショートのLED異常状態検出機能などを備える。パッケージは、外形寸法が10.0mm×4.6mm×1.0mmの30端子HTSSOP。動作温度範囲は−40〜+125℃。すでにサンプル出荷を始めている。サンプル価格は800円(税別)。量産は、月産10万個規模で2019年10月に開始する予定だ。