アールエスコンポーネンツ(横浜市)は、無料の3D-CAD「DesignSpark Mechanical」(DSMech)の新版「同Version5」を提供する。新版は、カブク(東京・新宿)のオンデマンド製造プラットフォーム「Kabuku Connect」の即時見積もりサービスと連携しており、作成した3Dモデルの製造コストや納期を瞬時に見積もれる()。

図:「DesignSpark Mechanical Version5」と「Kabuku Connect」の連携イメージ
(出所:アールエスコンポーネンツ)
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 DSMechは、設計部門以外の人や入門者を対象に、アールエスコンポーネンツの親会社である英エレクトロコンポーネンツ(Electrocomponents)が旧・米スペースクレイム(SpaceClaim、現・ANSYS)と共同開発した3D-CAD。ノートパソコンでも動作する軽快さや分かりやすい操作性を特徴としており、タブレット端末でのタッチ操作にも対応する。 営業担当者が顧客への説明資料として使う、生産ラインの管理者が作業担当者への説明に使うなど、非設計部門での3Dデータの活用を推進できる。

 新版は、即時見積もり機能を追加したので、作成した3Dモデルの製造手配が容易になった。これによって商品企画部門や電子設計部門、ソフト開発部門、生産技術部門などが、プロトタイプや治具を気軽に作成できるという。

 その他には、重心や体積の計測に対応し、3D-CAD技術者試験での利用要件に適合させた。複雑な形状を数式で定義して描画できる「数式スケッチ」機能も搭載。3Dスケッチの際は拘束機能の有無を選べるので、複雑な3Dモデルを作成しやすいとする。

 ビューの保存とカスタマイズ、ショートカットキーのカスタマイズも可能。レンダリング解像度をオブジェクトごとに設定すればGPUの負荷を軽減できる。複雑なモデルの中を飛び回るように表示する「フライスルーカメラモード」も備える。