米マイクロチップ(Microchip Technology)は、シリアル・メモリー・コントローラーIC「SMC1000 8x25G」を発表した(ニュースリリース)。今回のICを利用することで、サーバーなどの演算インフラにおけるDRAMメモリーの実効的な帯域幅を広げられるため、AI/機械学習処理などを加速できるとする。

新製品と応用イメージ。Microchipのイメージ
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 SMC1000 8x25Gは、DDR4型DRAMのパラレルメモリーバスをシリアル化してMPUやSoCなどに接続するための、いわばメモリーバッファーとして動作する。DDR4-2666/2933/3200のx72構成、すなわちRegistered DIMMに必要な72ビット幅のデータ線を、最大25.6GT/秒の8ビットレーンに変換できるため、MPU/SoCはアプリケーション動作に必要な帯域を、より少ない配線で利用可能になる。8ビットレーン(MPU/SoCとのインターフェース)はOMI(Open Memory Interface)に準拠する。最大4ランクに対応する。サポート可能なDRAMチップの容量は、最大16Gビット。3次元積層DRAMにも対応可能という。またDRAMモジュール以外に不揮発性メモリー混載のNVDIMM-Nモジュールにも対応できるとする。

 Microchipは新製品の利用方法をホームページなどで紹介している。例えば、一般的な288ピンDDR4 RDIMMとMPU/SoCの間に入れる場合や、SNIA-SFF-TA-1002互換の84ピンDDIMM(Differential DIMM)上に搭載する場合が示されている。

RDIMMと組み合わせた場合。Microchipの図
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DDIMMに搭載した場合。Microchipの図
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 新製品のSMC1000 8x25Gは、ハードウエアRoT(Root of Trust)やセキュアーブート/セキュアーアップデート、ECCによるエラー検出/訂正機能を備える。外部インターフェースとしてSPI/I2C/UART/JTAG/EJTAGをサポートする。パッケージサイズは17mm×17mmで、現在サンプル出荷中。量産開始時期及び価格などは未公表。