米Silicon Laboratories(シリコン・ラボ)社は、オン抵抗が145mΩ(標準値)と小さい絶縁型スイッチIC「Si834x」を発売した(ニュースリリース)。デジタルアイソレーターとスイッチを組み合わせた製品である。絶縁バリアー層は、CMOSプロセスで製造した。デジタルアイソレーターの実現方式はRF信号方式である。変調したRF信号を、絶縁バリアー層を介してやり取りすることで、絶縁を確保しながらデジタル信号を送受信する。スイッチは4チャネル構成であり、ハイサイドスイッチもしくはローサイドスイッチとして使用できる。ソレノイドやリレー、ランプなどの抵抗負荷や誘導負荷の制御に向ける。具体的な応用先は、プログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)や、入出力(I/O)モジュール、リレードライバー、サーボ・モーター・コントローラーなどである。

オン抵抗が145mΩと小さい絶縁型スイッチIC。Silicon Laboratoriesのイメージ
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 絶縁耐圧は1.5kVRMSを確保した。最大連続電流は0.7A。瞬時コモンモード除去電圧(CMTI)は100kV/μsと高い。このため、「既存のフォトカプラーに比べると高い信頼性と性能を実現できる」(同社)と主張する。動作診断機能を備える。電源電圧の報告や過電流、過熱、オープンの警告、通信エラーなど、最大8種類の動作診断結果を出力できる。出力インターフェースは、パラレル形式、もしくはSPI。チャネルインジケーターや低電圧インジケーター、オープン・チャネル・インジケーター、クリアーフォールト入力機能などを備える。

 電源電圧は、スイッチ部が+9〜32V、ロジック部が+2.25〜5.5V。安全規格として、「UL1577」「IEC 60950-1」「IEC 62368-1」「VDE 0884-10」「GB4943.1」を取得する予定だ。パッケージは、実装面積が9mm×9mmの32端子DFN動作温度範囲は−40〜+125℃。価格は明らかにしていない。