英Dialog Semiconductor(ダイアログ・セミコンダクター)は、車載機器に向けた降圧(バック)型DC-DCコンバーターIC「DA913X-A」を発売した(ニュースリリース)。出力電流が異なる3製品を用意した。最大10A×1チャネルの「DA9130-A」と、最大5A×2チャネルの「DA9131-A」、最大3A×2チャネルの「DA9132-A」である。スイッチング周波数は4MHz(標準値)と高い。変換効率は90%超と高い値が得られるという。

車載機器に向けた降圧型DC-DCコンバーターIC
Dialog Semiconductorのイメージ
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 車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100グレード2」に準拠する。入力電圧は+2.5〜5.5V。出力電圧は+0.3〜1.9Vである。カーナビゲーション装置や車載インフォテインメント機器、テレマティックス機器、ADAS(Advanced Driver Assistance System)機器に搭載するマイコン(CPU)やGPU、DDRメモリーに電力を供給するPOL(Point of Load)コンバーターに向ける。

 ハイサイドスイッチ(pチャネルMOSFET)とローサイドスイッチ(nチャネルMOSFET)を集積した。ハイサイドスイッチのオン抵抗は36mΩ(標準値)、ローサイドスイッチは17mΩ(標準値)である。出力電圧の誤差は±5%。負荷の状態に合わせて出力電圧を変化させるDVC(Dynamic Voltage Control)機能を用意した。外部インターフェースとして、FM+(Fast Mode Plus)に準拠したI2Cバスと汎用入出力(GPIO)を備える。外付けのインダクターには0.10μH品が使える。

 過電流保護に向けたサイクル・バイ・サイクルの電流制限機能や、出力の低電圧/過電圧保護機能、入力の低電圧保護機能、過熱保護機能などを搭載した。パッケージは、実装面積が3.3mm×4.8mmの24端子FCQFN。ウェッタブルフランク構造を採用する。動作温度範囲は−40〜+105℃。すでに販売を始めている。価格は明らかにしていない。