米Microchip Technologyは4Mビットと記憶容量を従来品の2倍に増やしたシリアルEEPROM「25CSM04」を発表した(ニュースリリース)。同社の既存EEPROMの記憶容量は最大2Mビットだった。

新製品のシリアルEEPROM「25CSM04」
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 新製品はこれまでNORフラッシュメモリーを使っていた用途で代替を狙う。具体的な応用先として、ユーザー固有データを登録/変更する機器、例えばフィットネス トラッカーや補聴器、血糖値モニターといった民生および医療用携帯機機器、産業機器、車載機器を挙げる。

 こうした機器では、NORフラッシュよりもEEPROMの方が使い勝手はよいとする。例えば、待機時消費電流が低い。同じ条件ならば、NORフラッシュが15μAに対してEEPROMは2μA。セクター消去/再書き込み時間が短い。NORフラッシュが300msに対して、EEPROMは5ms。消去/再書き込み可能回数が多い。NORフラッシュが10万回に対して、EEPROMは100万回。またEEPROMなら1バイト/マルチバイト/フルページ書き込みが可能である。

「25CSM04」の機能ブロック図
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 25CSM04のパッケージは8ピンSOICと8パッドTDFN、8ボールCSPの3種類を用意している。現在量産中で、価格は1万個購入時に2.32米ドル/個からとされる。開発向けに、「MPLAB Starter Kit for Serial Memory Products」が提供される。これには、シリアル・メモリー・インターフェース・ボードやシリアルEEPROMスターターパック、USBケーブル、CD-ROM(IDEの「MPLAB X」や、ソフトウエアモデル「Total Endurance」、シリアルEEPROMインターフェースを収容)が含まれる。

開発キットの「MPLAB Starter Kit for Serial Memory Products」
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