TDKは、太陽光発電システムのDC(直流)リンクなどに向けた金属化ポリプロピレン(MKP)タイプのフィルムコンデンサー「B3277xMシリーズ」を発売した(ニュースリリース)。特徴は、劣悪な環境に対する耐性が高いことにある。具体的には、高温高湿バイアス試験(THB:Temperature Humidity Biased Highly Accelerated Stress Test)をクリアしている。さらに、車載用受動部品の品質規格「AEC-Q200」に準拠する。太陽光発電システムのDCリンクのほか、産業用電子機器の周波数変換器や電源装置などに向ける。

太陽光発電システムのDCリンクに向けたフィルムコンデンサー。TDKの写真
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 定格電圧や静電容量、端子数などが異なる複数の製品を用意した。定格電圧は+450〜1600Vの範囲に、静電容量は0.33μ〜120μFの範囲に対応する。端子(リード)数は2端子、もしくは4端子である。端子の間隔は、定格電圧と静電容量に応じて、27.5mm、37.5mm、52.5mmのタイプを用意した。定格電圧、+85℃における製品寿命は5万時間を確保した。

 例えば、定格電圧が+450Vで静電容量が3.3μFの「B32774M4335+000」の特性は以下の通りである。定格電流は5.5ARMS−3(最大値)、10kHzにおいて4.8×10−3(最大値)である。外形寸法は11.0mm×19.0mm×31.5mm。2端子構成で、端子間隔は27.5mmである。価格は明らかにしていない。