米クアルコム(Qualcomm Technologies)は,Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応したモデムIC「Qualcomm Networking Proシリーズ」を発表した(ニュースリリース)。WiFiアクセスポイントに向けた製品である。

 今回発表されたQualcomm Networking Proシリーズは4製品からなり、すべて14nm FinFETプロセスで製造し、いずれもCPUとして「Arm Cortex-A53」を4コア集積する。ただし、CPUコアの最大動作周波数に差があり、同時に対応可能な最大ストリーム数などが異なる。4製品はハイエンド側から、Networking Pro 1200(コアの最大動作周波数2.2GHz、同時対応ストリーム数12)、Networking Pro 800(1.4GHz、8)、Networking Pro 600(1.0GHz、6)、Networking Pro 400(1.0GHz、4)である。

 新製品はIEEE 802.11ax/ac/a/b/g/nをサポートする。最大で8x8 MIMOをサポートし、MU-MIMOやOFDMA、1024値QAM、WPA3に対応できる。ハイエンドのNetworking Pro 1200では、8×8MIMOと4×4MIMOの同時対応、あるいは3つの4×4MIMOの同時対応が可能で、最大で1500ユーザーを同時にサポートできるという。4製品いずれもBluetooth対応に拡張可能。さらにNetworking Pro 1200/800/600は4G/5G FWA、IEEE 802.15.4対応にも拡張できる。

 パッケージはNetworking Pro 1200/800は21mm×21mmのFCBGA、Networking Pro 600/400は18.1mm×18.1mmのFCBGAである。Qualcomm Networking Proシリーズの4製品は、現在、量産出荷中。

Networking Pro 1200の主な仕様。Qualcomm Technologiesの表
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