スウェーデンEricsson(エリクソン)は2021年8月30日、都市部での、より堅牢(けんろう)な5Gサービスを可能にする最新無線製品3種を発表した。都市の景観を損なわず、さらに快適な5G通信の提供を狙う。

(出所:Ericsson)
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 同社の年次リポートでは、2021年末までに、世界人口の25%が5Gサービスを利用できるようになり、2026年には、北米の移動通信ユーザーの84%、3億6000万人以上が5G契約を結ぶと予測している。こうした5G導入が進むにつれ、特に、通信が混雑する都市部などにおいては、周波数帯活用の効率化や、基地局設置の合理化などが重要な課題となる。

 今回発表した3製品は次のラインアップとなる。

 Street Radio 4402:街灯が15分で低周波数帯および中周波数帯向け5G基地局に早変わりするよう設計されている。米国のスタートアップUbicquiaとの共同開発品で、新規設置面積ゼロでの4G、5G通信改善を可能にする。

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 AIR 4435:Ericssonが世界最小とする4T4R(4送信4受信)アンテナ統合型無線装置。小型かつ軽量で、狭い場所にも設置可能なことから、電波の届きにくい場所の通信環境改善を容易に行うことができる。

 Street Macro 6705:ビームフォーミングやその他無線制御に必要な機能を柔軟に配備変更できる同社「RAN Compute」機能を搭載するミリ波対応基地局。

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 Ericssonでは、これら新製品を含む「Ericsson Street Solutions」を使って、有線および無線のバックホールとフロントホールを支援し、都市部の通信課題を解決する。運用管理コストをさらに低減する提案も行っていく。