台湾MediaTekは、ゲーム機能を強化した4Gスマートフォン向けSoC「Helio Gシリーズ」のハイエンド製品として「Helio G95」を発表した(ニュースリリース)。これまで同シリーズのハイエンド製品だった「Helio G90T」*に比べて、新製品はグラフィックス処理機能などが向上した。

 新製品のCPUは8コア構成(2.05GHz動作の「Arm Cortex-A76」2個と2.0GHz動作の「Arm Cortex-A55」6個で構成)でG90Tと同じである。GPUコアはG90Tと同じ「Arm Mali-G76 MC4」だが、動作周波数が800MHzから900MHzに上がった。対応できるディスプレーの解像度は最大2400画素×1080画素から2520画素×1080画素に向上した。外付けできるメモリーは、2133MHzのLPDDR4x型DRAMが最大10Gバイトであり、G90Tと同じである。

 このほか、新製品のG95は、常時稼働可能な超低消費電力DSPコアや、最大4K解像度30フレーム/秒の動画を扱えるH.264とH.265対応のエンコーダー、最大4K解像度30フレーム/秒の動画を扱えるH.264とH.265、VP9対応のデコーダー、最大で4つのカメラ(最大解像度は64M画素)に対応するISP、AI推論処理アクセラレーターなどを集積する。超低消費電力DSPコアは、システムの音声立ち上げ(Voice Wake-up)に有効である。立ち上げ用の単語は2つ定義できるため、異なる音声アシスタント(例えば、Google Assistantと Amazon Alexa)を利用可能だという。集積したモデムは4Gのキャリアアグリゲーションに対応する。Helio G95搭載製品の出荷時期などは未公表。