テクムズ(本社名古屋市)は、品質検査用のAI(人工知能)システム「DEEPS AI Inspector」の機能を拡張した(ニュースリリース)。AI学習に必要なサンプルの数量を減らし、20枚の不良サンプルからAIモデルを作成できるようにしたので、従来に比べて短期間での導入が可能という。

図1:「DEEPS AI Inspector」の「違和感検知」から「不具合特定」へのステップアップ(出所:テクムズ)
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 同システムは、学習用サンプル数を増やしながらAIモデルの能力を段階的に強化していくのが特徴だ(図1)。まず、少量の異常サンプルで「違和感検知」を開始し、検査効率を高める。その後、取得したサンプル数に合わせて「不具合特定」を始め、精度の向上を図ると同時に原因分析への活用を可能にする。これら2つの検査を組み合わせることで、用途や目的に合わせた検査を実現できる上、未知の不具合も逃さず検査できるとしている。

 導入後に検査精度を向上させるのには、AIの専門知識がいらず、現場のオペレーターでも操作が可能だ。システム単体で提供する他、ロボットアームなどの機構を含めた提供にも対応する(図2)。

図2:提供形態の例(出所:テクムズ)
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