米Zoom Video Communications(ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ)は2021年9月13日(米国時間)、同日に開幕したオンラインイベント「Zoomtopia 2021」に合わせて、ビデオ会議サービス「Zoom」に向けた多数の新機能を発表した。オンラインでのイベント開催機能の強化の他、共同作業の生産性向上を図る。米Facebook(フェイスブック)とタッグを組んで、VR(Virtual Reality)への対応も強化する。

「Zoomtopia 2021」のWebページ(出所:「Zoomtopia 2021」のWebページをキャプチャーしたもの)
「Zoomtopia 2021」のWebページ(出所:「Zoomtopia 2021」のWebページをキャプチャーしたもの)
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 オンラインイベントを開催する機能「Zoom Events」に、新たなイベントタイプ「Conference」を加え、21年秋から一般提供を始める。イベント主催者は、アンケートや録音、分析などの機能を備えた、複数日かつ複数トラックのイベントを開催できる。5日間のイベントを開催可能で、最大13セッションの講演を同時に実施できる。聴講者が集う「ロビー」に、セッションの様子をストリーミング配信できるという。セッションごとに参加者同士がチャットできる機能がある。Zoomtopia 2021は、このConference機能を利用して開催している。

 共同作業の効率化を図る新機能も導入する。例えば、ホワイトボード機能「Zoom Whiteboard」である。Zoom内だけでなく、Webブラウザーからもアクセスできる。21年後半にベータ版の提供を始める予定だ。VR対応も図る。

ホワイトボード機能「Zoom Whiteboard」
ホワイトボード機能「Zoom Whiteboard」
(出所:ズーム)
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 VRには、同分野に注力しているフェイスブックと共同で臨む。フェイスブックのビジネス会議用VRツール「Horizon Workrooms」において、Zoom Whiteboardや「Zoom Meetings」を利用できるようになるという。22年前半を予定する。

ビジネス会議用VRツール「Horizon Workrooms」にZoom Whiteboardを統合
ビジネス会議用VRツール「Horizon Workrooms」にZoom Whiteboardを統合
(出所:フェイスブック)
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 文字起こし機能や言語翻訳機能も拡張する。22年に、文字起こしで30言語に対応する。12言語に対して、自動翻訳機能を22年に追加する。

 この他、顧客と各分野の専門家(エキスパート)の対話を支援する「Zoom Video Engagement Center (VEC)」を22年から始める。例えば、顧客はトラブルシューティングに向けて専門家を即座に呼び出せるようになるという。加えて、実店舗にいるかのようなカスタマーサービスを提供できるようになるとしている。

「Zoom Video Engagement Center (VEC)」のイメージ
「Zoom Video Engagement Center (VEC)」のイメージ
(出所:ズーム)
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