セイコーインスツル(千葉市)は、3インチ/4インチチャックを搭載した小型のCNC内面研削盤「STG-3N」の後継モデルとして、作業性を高めた「同3NX」を発売する(図1)。主軸台テーブルのストロークを延長して機内スペースを拡大し、ワークの着脱や機上測定などの作業を容易にした。

図1 「STG-3NX」の外観
図1 「STG-3NX」の外観
従来機「STG-3N」の特徴である高剛性・低重心構造を踏襲したという。(出所:セイコーインスツル)
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* セイコーインスツルのニュースリリース:

 主軸台テーブルのストロークを従来機の120mmから33%延長して、機内スペースを広げた(図2)。加えて、操作画面やボタン配置を工夫するとともに、ワーク供給動作のしやすさに配慮した主軸レイアウトを取り入れて、操作性を向上させた。NC装置はファナック製で、独自のGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)による対話式のデータ入力で設定可能(図3)。同NC装置は、製造業向けのIoT(Internet of Things)オープンプラットフォーム「FIELD system」(FANUC Intelligent Edge Link & Drive system)に対応している。

図2 主軸台テーブル
図2 主軸台テーブル
ストロークを従来機から33%延長し、160mmとした。(出所:セイコーインスツル)
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図3 NC装置
図3 NC装置
独⾃のGUIによる対話式のデータ⼊⼒で設定できる。(出所:セイコーインスツル)
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 主軸の最高回転数は2000rpmで、旋回角度は-5~+50°。外径が95mmまで、幅が40mmまでのワークを加工できる。砥石軸には、高出力・高剛性を特徴とする高周波スピンドル「Hシリーズ」を採用した。最高回転数が15万rpmの「M15H-UP v2」と同11万rpmの「M11H-TM」、同8万rpmの「M8H-TM」から選べる。外形寸法は、幅1330×奥行き1525×高さ1286mm。

 2021年9月末に出荷を開始する。22年3月31日までは、原則として無料でテスト加工を受け付ける。