米Alpha and Omega Semiconductor(A&O)は、DrMOSモジュールの新製品「AOZ531xQIファミリー」を発売した(ニュースリリース)。GPU(Graphics Processing Unit)やメモリーなどに電力を供給するマルチフェーズ(多相)の降圧型DC-DCコンバーター回路に向ける。DrMOSモジュールは米Intelが提唱する電源用モジュールで、ハイサイドのパワーMOSFETとローサイドのパワーMOSFETのほかに、それぞれを駆動するドライバー回路を一緒に1つのパッケージに収めている。

 新製品では、Alpha and Omegaの最新世代の「Alpha MOSFET」技術で製造したパワーMOSFETを採用することで最大ピーク電流を高めた。10μsの期間であれば最大120A、10msの期間であれば最大80Aと大きな電流を供給できる。「高性能化が進むGPUやメモリーが求める供給電流に対応可能」(同社)という。具体的な応用先は、グラフィックスカードやゲーム用ノートパソコンなどである。

GPUやメモリーなどへの電力供給に向けたDrMOSモジュール
Alpha and Omega Semiconductorのイメージ
[画像のクリックで拡大表示]

 定格電圧や定格電流(連続時)などの違いで6製品を用意した。「AOZ5311/2/3xQI」の3製品の定格電圧は+25V。入力電圧範囲は+2.5〜20V。「AOZ5316/7/8xQI」の3製品の定格電圧は+30V。入力電圧範囲は+2.5〜25Vである。定格電流(連続時)は、最大50A品と、最大60A品、最大65A品がある。6製品の主な仕様と応用先は下表の通りである。

発売した6製品の主な仕様と応用先
Alpha and Omega Semiconductorの資料
[画像のクリックで拡大表示]

 PWM制御信号入力の電圧振幅は+3.3Vと+5Vの両方に対応する。パッケージは6製品いずれも、実装面積が5mm×5mmのQFN。すでに量産を初めている。1000個購入時の参考単価は、AOZ5311xQIが1.24米ドル、AOZ5312xQIが1.35米ドル、AOZ5313xQIが2.10米ドル、AOZ5316xQIが1.30米ドル、AOZ5317xQIが1.40米ドル、AOZ5318xQIが2.20米ドルである。