中国Huawei Technologies(ファーウェイ)は2019年9月21日、同月末に開業予定のBeijing Daxing International Airport(北京大興国際空港)にて「5G smart travel service system」を立ち上げると発表した(Huaweiのニュースリリース1)。中国China Eastern Airlines(中国東方航空)および中国China Unicom(中国聯合通信)北京支社との共同発表である。

北京大興国際空港の様子
出所:Huawei
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 同システムでは、5GとAI、ARを使って、顔認証によるチェックインやセキュリティー確認、搭乗手続きを行うほか、RFIDカードとスマートフォンを使ったペーパーレスの手荷物管理サービス、空港独自のスマートアプリを使った各種サービスを提供する。

中国東方航空の5G+ARサービス
出所:Huawei
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 空港ターミナル内での5Gカバレッジは、Huaweiの屋内向け基地局「5G LampSite」により確保。フィールド試験では、1.2Gビット/秒を超える速度をマークしており、空港利用客への次世代スマートエアポートサービス提供に十分な性能を実現できているとしている。

Huaweiの5G_LampSite外観
出所:Huawei
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5Gマイクロ波の企業向けソリューションも

 Huaweiは同日、複数の周波数帯での5G高帯域通信を実現にする「AirFlash 5G Microwave enterprise solution」を発表した(Huaweiのニュースリリース2)。大容量、広域カバレッジでありながら、高い安全性と信頼性が求められる環境にて、有線通信に比べ短時間で、安価、かつ維持運用が容易なネットワーク環境を構築できるとしている。公共安全やエネルギー業界、運送業界、メディア、施設構内などでの活用を見込んでいる。

Huaweiのmicrowave product line部門長Yang Xi氏による「AirFlash 5G Microwave enterprise solution」披露の様子
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 AirFlash 5G Microwave enterprise solutionは、サブ6(6GHz未満の周波数帯)の免許不要帯や、6~42GHz帯、および80GHzのミリ波帯に対応。マイクロ波のデュアルバンド接続とEバンドのミリ波帯を利用することで、1基地局当たり最大20Gビット/秒、シングルホップ通信時の遅延時間も光通信を超える50µ秒を実現するとしている。

 光バックボーンネットワークとの相互利用も可能とする。基地局の4つのRF部を1つにまとめ、アップグレード時に交換が不要なモジュール型のデュアルバンド対応アンテナを使用することで、基地局設置面積も従来の半分になるとしている。