イーソルは、同社のメニーコア対応リアルタイムOS「eMCOS(エムコス)」に仮想化機能を組み込んだ「eMCOS Hypervisor(仮称)」を2020年3月末にリリースする(ニュースリリース1)。同社はプライベートイベント「eSOL Technology Forum 2019」(2019年9月27日に東京で開催)において、eMCOS Hypervisorのデモンストレーションを行った。

「eMCOS Hypervisor(仮称)」を使うメニー・コア・システムのソフトウエア構成。イーソルの図
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 eMCOSは各コアにマイクロカーネルを配置する、独自の「分散型マイクロカーネルアーキテクチャ」を採ることで、1コアからメニーコアまで対応できる高いスケーラビリティーを持つことが特徴だという。イーソルは2017年3月に、eMCOSのPOSIX(Portable Operating System Interface)仕様に準拠したプロファイルとして「eMCOS POSIX」をリリースしている(ニュースリリース2)。

 今回のeMCOS HypervisorはeMCOS POSIXの拡張機能として実現した。このため、eMCOS POSIXのリアルタイムアプリケーションは従来通りで、さらにLinux/Androidを統合して制御することが可能になったという。ユーザーは、LinuxやAndroid ベースの既存のプラットフォームを最小限の変更によりeMCOS Hypervisor上で活用できるという。