ソフトバンクロボティクスは、自律走行型配膳ロボット「Servi(サービィ)」のレンタル提供を2021年1月に開始する。料理の運搬を自動化することで、飲食店の従業員が接客に集中できるため、生産性が上がるという。既に大手飲食チェーンなどが導入を決めており、今後は飲食店だけではなく小売店や医療現場、宿泊施設などへも売り込む。レンタル費用は、月額9万9800円(税別、3年プラン)。

配膳ロボット「Servi」(出所:ソフトバンクロボティクス)

 Serviは、ソフトバンクグループが出資している米Bear Robotics(ベア・ロボティクス)が開発したもの。ServiのSLAM(Simultaneous Localization and Mapping、自己位置推定と地図作成)技術も同社が手掛けている。

 Serviプロジェクト責任者であるソフトバンクロボティクス常務執行役員の坂田大氏は、Serviのコンセプトについて「誰でも簡単に操作できる現場での使いやすさを追求した」と説明した。操作はタッチパネルで行う。操作の種類は、目的地の選択と発進の2種類に絞った。料理などを載せるトレーには重量センサーを付けており、料理を取り出したことを自動で認識し、次の目的地に移動することも可能である。

 本体にLiDARと3つの3Dカメラを搭載しており、人や物などの障害物を検知・回避して走行できる。3Dカメラによって段差も検知・回避できる。60cm以上の通路幅があれば走行できるという。走行速度は時速2.16km。凹凸のある床は走行できない。

 本体の外形寸法は幅486×奥行き462×高さ1051mm、重量は約35kg。約4時間の充電で約12時間の連続稼働が可能である。トレーは全3段で、各段に15kgまで積載ができる。ただし、全体の最大積載重量は35kgである。

 飲食店など実店舗への導入は、3時間程度で済むという。ソフトバンクロボティクス側の担当者が店舗に出向き、店内レイアウト確認や、実際にServiを走行させてのマッピング、店舗従業員のトレーニングなどを行う。