旭化成エレクトロニクスは、実装面積が1.35mm×1.35mmと小さい6端子WLCSPに封止した磁気スイッチIC「AK09970D」を発売した(ニュースリリース)。同社従来品「AK09970N」のパッケージは、外形寸法が3.0mm×3.0mmの16端子QFNパッケージだった。これに比べると、実装面積が1/5に削減したことになる。スマートフォンやウエアラブル機器などにおいて、開閉やストローク、回転、プッシュなどの検出に使える。

写真左が新製品である。実装面積は1.35mm×1.35mm。写真右は旭化成エレクトロニクスの同社従来品。実装面積は3.0mm×3.0mmである。同社の写真
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 同社は「3D磁気スマートスイッチ」と呼ぶ。X軸とY軸、Z軸の磁束密度の検出に向けた3軸ホール効果素子のほか、プリアンプやA-D変換器、電圧レギュレーター、制御ロジック回路、入出力インターフェース回路などを1チップに集積した。測定範囲は、X軸とY軸、Z軸いずれも±36mT。測定感度は1.1μT/LSBと高い。このため、外部に配置した磁石が作る磁気だけでなく、地磁気の検出も可能である。測定時間は0.23ms。最大出力データレート(ODR)は2000Hz。3軸すべての磁束密度を間欠駆動で測定し。その結果をデジタル信号で出力する。デジタル出力はI2Cインターフェースに対応する。測定データが更新されると内蔵した専用レジスタに、「Data Ready Alert」信号を出力する。オープンドレイン形式の割り込み端子(OD-INT端子)を用意した。各軸に対して2つのしきい値をプログラムできる。しきい値を超えると、割り込み信号を出力する。前述のData Ready Alert信号は、割り込み端子から出力することも可能だ。

 電源電圧は+1.7〜3.6V。測定時の消費電流は1.5mA、低電力駆動モード(出力データレートが100Hzのとき)時は27μAである。実装高さは0.57mm。価格は明らかにしていない。