東京エレクトロン デバイスは、IoT(Internet of Things)を利用した設備のリモート監視システムを構築できる「設備稼働リモート監視キット」の提供を開始した。工事や配線作業なしでシステムを構築し、リアルタイムでの監視を可能にする(図)。

図1:「設備稼働リモート監視キット」で構築したシステムのイメージ
(出所:東京エレクトロン デバイス)
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 台湾Advantech(アドバンテック)の積層信号灯センサー「XJNE3-BP4009」と同社のIoTゲートウエー「EIS-D110」、ドイツEnOcean(エンオーシャン)のUSB受信ドングル「USB400J」を利用して監視システムを構築する。センサーが検出した信号灯の点灯状態のデータを、IoTゲートウエー経由でクラウドサービス「Microsoft Azure」に収集。クラウド上に構築されたアドバンテックのIoTプラットフォーム「Advantech WISE-PaaS/EdgeSense」で設備状態の可視化と稼働率の累積表示を実行する。

 通信にはEnOceanの無線通信技術(928MHz帯)を用いる。センサーは主電源に太陽電池を採用しており、センサーのバッテリーが不要で、電源供給のための配線作業が発生しない。ワイヤレスのため稼働中の設備や信号灯を停止させることなく設置でき、設置工事もいらない。

 パソコンの画面には、信号灯の色ごとに消灯/点灯/点滅の状態を判別して表示。4色までの信号灯に対応し、使用する信号灯に合わせてGUIをカスタマイズできる。キットに含まれる信号灯センサーは1つだが、追加も可能だ。モニタリングデータをCSV形式で出力して設備の停止回数やアラートの内容を分析すれば、設備稼働率の向上や作業効率の改善を図れる。

 価格は29万8000円(税別)。信号灯センサー1つとIoTゲートウエー1台、USB受信ドングル1つ、Advantech WISE-PaaS/EdgeSense on Azure PaaSの利用ライセンス、Microsoft Azure利用料が含まれる。