キーサイト・テクノロジー(以下、キーサイト)は、ダイナミックな電流波形を精細に表示できる計測器「デバイス電流波形アナライザ CX3300シリーズ」(以下、CX3300)に、長時間記録するための「データロガー機能」と、大量の波形データから異常波形を短時間に抽出できる「異常波形解析機能」という2つの新機能を追加した。新機能を利用することで、「オシロスコープの画面を長時間凝視して、稀(まれ)にしか発生しない異常波形を見つける」という作業からエンジニアは解放されるという。

「デバイス電流波形アナライザ CX3300シリーズ」
Keysightの写真
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「異常波形解析機能」の概要
キーサイトのスライド
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 CX 3300はキーサイトが日本で開発した計測器で2016年4月に発売した*1。既存の計測器では不可能だった、ダイナミック電流波形を詳細に表示できることが最大の特徴。現在、CX 3300は米Keysight Technologies(Keysight)が世界市場で販売している。キーサイトはユーザーのフィードバックなどから新機能をCX3300に逐次追加している。18年6月には100Aの大電流に対応できるようにし、車載用途での利便性を高めた*2。今回の2つの新機能は19年10月から提供を始めており、「既に世界で数十のユーザーがいる」(キーサイト)。そのユーザーの1つが早稲田大学で、同大学がハードウエアトロイ検知の研究に適用していることが、Keysightから報道発表された(ニュースリリース)。

早稲田大学での利用例
Keysightのスライド
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