台湾メディアテック(MediaTek)は、4K UHD解像度のスマートテレビ向けのSoCとして「MT5670」を発表した(ニュースリリース)。この新製品により、民生機器メーカーは、高品質で高機能な4K UHD解像度のデジタルテレビを手ごろな価格で提供できるようになるという。

 日本ではスマートフォン向けSoCメーカーとして知られている同社だが、テレビ向けIC/SoCも強いとする。現在、世界中で20億台以上のテレビに同社のIC/SoCが搭載されているという。また、デジタル/スマートテレビ向けのSoCでは、世界市場の70%のシェアを持つとしている。こうした実績をベースに開発したのが、今回の新製品である。

 新製品のSoCは1.5GHz動作のCPUコア「Arm Coretx-A53」を4つとGPUコアの「Arm Mali-G51」などを集積する。Android TV 9をサポートしている。全世界で利用される標準的なアナログテレビ信号の復調が可能な他、ATSC/DVB-T/DVB-C/ISDB-Tのデジタルテレビ方式に対応する。OpenGL ES 1.1/2.0/3.1/3.2に準拠した3次元グラフィックス処理が可能。VP9を含む複数方式のデコーダーとH.264のエンコーダー、多種類のオーディオコーデック、3D対応のHDMI 2.0レシーバーを集積する。

 MT5670は現在、量産出荷中である。MediaTekによれば2019年9月中にMT5670を搭載したスマートテレビが全世界で発売される予定という。