ルネサスエレクトロニクスは2021年10月6日、次世代の車載中央コンピューター向けに、新たなゲートウエイ用SoC(System on Chip)「R-Car S4」と、パワーマネジメントIC(PMIC)を開発し、これらを組み合わせた車載ゲートウエイソリューションを発表した。

車載ゲートウエイ向けSoCを発表
車載ゲートウエイ向けSoCを発表
(出所:ルネサス)
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 同社執行役員兼オートモーティブソリューション事業本部長の片岡 健氏によると、「すでに、いくつかの世界的な自動車メーカーが、このソリューションを使った次世代システムの設計を始めている」という。

 ドメイン型やゾーン型といった新しいE/E(電気/電子)アーキテクチャーに求められる性能やセキュリティー機能、機能安全性を備えるという。R-Car S4は既存ソフトウエアの再利用性を重視して設計しており、PMICと組み合わせることでユーザーの開発効率を向上できる。同日から両製品のサンプル出荷を開始した。

 R-Car S4は第4世代のR-Carファミリーであり、英Arm(アーム)の「Cortex A55」、「Cortex R52」を複数搭載する。さらに、車載制御をサポートするためにR-Carとして初めて「RH850」マイコンのCPUコアを内蔵した。第3世代のR-CarやRH850用に開発されたソフトを最大88%再利用できるという。

 評価ボードの提供も開始した。ボードには、R-Car S4とPMICのほか、ルネサスのタイミングIC「Autoclock RC2121x」を搭載しており、動作検証を済ませた「ウィニングコンビネーション」となっている。

リリース: https://www.renesas.com/jp/ja/about/press-room/renesas-unveils-automotive-gateway-solution-based-new-r-car-s4-socs-and-pmics-next-generation