ジンズは2021年10月6日、センサー付きのメガネ「JINS MEME(ジンズ ミーム)」の先行予約を始めた。10月14日から販売する。新製品は小型のセンサーやバッテリーを搭載したため、2015年11月発売の旧製品と比較して軽量になった。従来の課題だったかけ心地が向上したという。フレームを設計するうえでの制約が減ったため、複数のデザインを用意する。10月6日の記者会見に登壇したジンズの田中仁代表取締役CEO(最高経営責任者)は「テック好きでなくても、誰でもかけられるメガネになったのではないか」と話した。

ジンズが10月14日に販売を始める新しい「JINS MEME(ジンズ ミーム)」
ジンズが10月14日に販売を始める新しい「JINS MEME(ジンズ ミーム)」
(撮影:日経クロステック)
[画像のクリックで拡大表示]

 JINS MEMEではメガネのフレームに搭載した眼電位センサーとモーションセンサーが、利用者のまばたきの強さや速度、眼球の動きの速さ、体の傾き、歩く速さなどを検出する。眼電位センサーは眼球が動く際の周辺の皮膚の電位変化を計測し、モーションセンサーは加速度と角速度を計測することで利用者の体軸の変化を捉える。

 独自のアルゴリズムで計測データを解析し、あるタスクへの注意が続く状態の「没入度」のほか、「姿勢」や「歩行」、「時間別集中度」などを専用のアプリに示す。さらにアプリを通じて「姿勢が悪い状態が10分間続いています。体をほぐすメンテナンスでリフレッシュしましょう」などと通知する。利用者はヨガやストレッチ、瞑想(めいそう)などの方法をガイドするアプリのコンテンツを参考にしながら気分転換できる。他にもランニング時の足運びの癖を測定する機能や運転中の眠気を検知してアラートを出す機能なども搭載した。

新製品は小型のセンサーやバッテリーをフレームの鼻周りに集約した
新製品は小型のセンサーやバッテリーをフレームの鼻周りに集約した
(撮影:日経クロステック)
[画像のクリックで拡大表示]

 2015年発売の旧製品はセンサーやバッテリーが大きく、フレームの鼻周りと耳にかける部分に分散して搭載する必要があった。「大きくて重く、かけ心地が悪いのが課題だった」(田中CEO)。一方、今回の新製品ではセンサーとバッテリーを小型にし、鼻周りに集約。かけ心地が良くなったほか、フレームのデザインを複数用意できた。メガネタイプとして4型、サングラスタイプとして2型を展開し、それぞれ色違いを用意する。

 JINS MEMEの価格はタイプによって異なり、例えば度付きのメガネタイプはレンズ代を含んで税込み1万9800円だ。旧製品は当時8%税率の税込みで4万2120円だった。今回は本体の価格を抑えたが、専用アプリに利用料を設ける。アプリの利用料は1年間無料で、2年目以降は1年につき税込み5000円か、1カ月につき税込み500円の自動更新で支払う。